大きい会社のエンジニアと小さい会社のエンジニア


会社内のセミナーで私の前職と現職の違いについて喋る時間がなかったため、こちらのblogにて紹介。

私の前職は言わずと知れたグローバルな巨大企業でした。なんと世界で40万人くらいも社員がいる企業です。

今の私が通っている会社は日本に大体700人という感じなので、このギャップはかなりでかいです。

現職の会社は小さいと言ってもベンチャー規模ではなく中規模レベルですが、前職と比べたらその規模はゾウさんとウサギさんくらいの違いでしょう。もちろん会社の規則などは変わってきます。

以下、そのようなBtoBの大企業とBtoCの中企業を両方で働いた経験を元に、個人的な経験に基づく主観的な対比表にまとめます。項目は思いついたものを適当に並べていますw(なるべく公平に記述しているつもりですが、現職に満足しているせいか、少しバイアスかかってるかも。)

前職(大企業BtoB) 現職(中企業BtoC)
機能の提供方針 詰め込み型(お客様の要望には応える) シンプル is best(相当なことが無いと機能追加は控える)
リリース形式 Fix pack 随時
リリースサイクル 1年 1ヶ月
担当 大きな製品の一部 比較的小さいものを丸ごと
お客様 海外企業のお客様先の従業員 身近な友人から世界中の人々
支給PC Thinkpad MacbookPro
開発環境 Eclipse + 自社製ソースコード管理システム Sublime Text + git / github
コーディングの時間 1/3はトラブル対応かミーティング、それ以外はコーディング 勤務時間ほぼ全てコーディング
オープンソース活動 マネージャー「承認取ってください」 マネージャー「活躍してこい」
外部の勉強会や講演への参加 マネージャー「承認取ってください」 マネージャー「活躍してこい」
技術の選定 安定したものを使え 最新技術を使え
英語 かなり使う あまり使わない
苦悩 IE7, 8 Android WebView
勤務体系 裁量労働 裁量労働
給料 内緒 内緒
服装 襟付きシャツであればOK Tシャツ短パンでもOK
ランチのお店 約3カ所 約100カ所
SNS 社内からアクセス禁止 どんどん活用しましょう

どうでしょうか。人にもよると思いますが、ざっと見ると現職の方がエンジニアとしては幸せに働けそうな気もしないでもないですね。

転職して3ヶ月経ち、もう慣れましたが、一番感じた差はSNS・blog・github・勉強会など外部での活動に関してでした。表現が悪いかもしれないですが、前職では檻に入れられていた感覚があります。働いていた当時はそうとは思っていませんでしたが、、いったん外に出てみたらわかりました。檻の中で戦っている間に、テクノロジーの世界は外で全然違う方向に進んでいたんだと。

さて、では大企業(BtoB)の世界で働くエンジニアに良いところはあるのでしょうか?

最近ではMSさんが大規模なリストラを宣言したり、昔のように大企業=安定という方程式は崩れてきています。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1801B_Y4A710C1000000/

もちろん良い点あります。今思い返してみると、例えば。

  • とても優秀なエンジニアが多い
  • 大きなものを開発するためのチーム開発の実践
  • 海外チームとのやり取りで英語が上達する
  • 世界誰にでも通じる有名企業に所属しているという世間的評判

特にアジャイル+スクラムにより、作業分担してチームで開発していく点は学ぶことが多いです。現職では今のところ小さい担当を丸ごと引き受けているので、文字通りチーム開発という感じではありません。

チーム開発を経験することで、優秀な先輩のコードを身をもって体験し、自分のスキルアップへと繋げていくことができました。

ただ、やはりエンジニアとして成長・活躍するためには私は以下のことが大事だと思ってます。

  • 最新技術をキャッチアップしていくこと
  • 楽しいものを作っていく感覚
  • 身近な人に使ってもらえる喜び
  • 発信していく活動

自分は上記のことがしたかったので、今の職場は適している気がします。もっと早く身を移しておけば良かったと常々思っています。

どうしても上記の点はBtoBになると満たすのは難しくなってしまうので。

ただ、何度も言う様にこれは私の主観です。

例えば、なるべく外の世界とは一線を置き、一見地味ではあったとしても自分が満足できるものを作り上げていく、ということに価値を見いだすエンジニアは大企業BtoBの世界の方が向いているんじゃないかなぁ、と思います。

こんなことを三茶のコインランドリーで待ってる間にツラツラ書いて参りましたがw

世界から見ると日本という特殊な国で割と極端な2社の経験しか積んでいないので、一般的に言えることではないかもしれません。

どんな環境が恵まれているのかは、個人の考え方と会社の性質のマッチングによって決まるんだと思います。

ということで、今回の比較記事の私的な結論。

日本でエンジニアとして働くなら大きいBtoBの企業より小さいBtoCの企業の方が幸せ!!